消渇病の解答と新型コロナウイルスについて
☆消渇病の解答
~チラシ掲載の続き~
太陽寒水(戊辰)…司天、つまり戊辰が旺じることです。
戊…陽明胃経、辰…少陽三焦経が強くなることです。
つまり、腑である胃が異常に旺じてしまい、脾が抑制できずにいる状態になっています。その旺じた状態を改善するために㊍剋㊏が働き、㊏(胃)を抑制しようとしている状態になります。
この時、㊏(胃)を抑制しきれないと㊍(胆)がオーバーヒートして㊏の陰である脾の働きがますます低下して行きます。そして㊋生㊏、㊏生㊎の陰の流れが滞りはじめ、脾が機能しきれなくなり脾が徐々に孤立し始める状態をいっています。
それに比例して、㊍(胆)が過熱し始め、喉が渇くという症状がでてきます。そして脾が孤立してしまうと、糖尿病になります。胆は、少陽胆経=少陽相火であるからです。
☆新型コロナについての考察
この考え方に近い状態にあるのが新型コロナです。
新型コロナなどのウイルスによる疾患は、傷寒ではなく脾がダメージを受けることで脾自体が低下し、陽明胃経が自然と暴走してしまうことから始まります。そして㊍剋㊏の剋が機能しなくなり少陽胆経がオーバーヒートすることにより高熱が出ます。その少陽胆経のオーバーヒートを抑制するために㊎剋㊍が働きますが、抑制しきれず胃腸の働きが低下し始め、肺に熱がこもり肺炎となるのです。
新型コロナは一般的な傷寒ではありません。
その証左として、飲食による感染が一番多いことです。
この飲食は外食で、主にアルコールに起因する外食です。外食では様々なアルコール類と美味しい食事(油・バター・オリーブ油などを含む食品)を摂取しています。
アルコール類(添加物である醸造用アルコール)や食物(消化しにくい油、バター、マーガリン、オリーブ油、ラードなど)は、脾にダメージを与えます。
脾の働きが低下している状態でコロナに合うと当然感染しやすくなるのです。
また、コロナ後の後遺症を考えてみますと、
●におい・味覚の低下・だるさ・耳鳴り・音に敏感 など⇒少陽胆経
●脱髪・血栓症を含む血管系の病・食欲不振 など⇒厥陰心包経(主に陰の流れを支配しています。講義を聞けば理解できます)
これでおわかりだと思いますが、コロナと消渇病との共通点が多々あるので、糖尿病などの基礎疾患のある人、年老いて脾が低下している老人が罹患し易いとわかるでしょう。
☆新型コロナ予防ワクチンについて
新型コロナワクチンは超低温で保存します。陰陽五行説では、高温=陽、低温=陰ですので、陽が非常に強いことがわかります。(超低温で冷やすということは、陽が非常に強い性質であり、陽(熱)が強いと不安定になる事から、安定を求めて冷やすのです。(陰(寒)を求める))
脾は五臓の中で一番陰が強い臓器です。上述したように、新型コロナは脾の病ですから、強い陽の新型コロナワクチンを、陰の強い脾にぶつけ、陽と陰をプラスマイナス ゼロにするという考え方です。
このことから新型コロナに対して効果があることがわかります。しかし強い陽と強い陰がぶつかり合うので、後日必ず副反応が生じると考えられます。私の考えでは、6ヶ月~3年後ぐらいに、陰陽五行説で考えるとおそらく生殖器に問題が生じると思います。つまり、男女共に不妊症として顕在化する可能性が出てくるのです。